発表会が終わって何日経っても、うまい子の演奏が頭の中でずっと鳴っていました。
自分もあんなカッコイイ曲をあんな風にカッコよく弾けたらいいなぁ、と。
これが最大のモチベーションになりました。
5年生から習い始めたピアノの先生には、もっとすごいソリストの演奏を目指したらどう?と言われましたが、
なんか、やたらめったらすごいソリストの演奏は、すごすぎてピンと来ないというか、
「そういうもの」の別世界という感じで、中学生のわたしにとっては、同じ年のうまい子の演奏のほうが
刺激になったのです。
このモチベーションが功を奏してか、一年後の発表会では難易度がぐんと上がった曲を先生に選んでもらえました。
そしてまた、難易度の高い曲を先生に選んでもらったことそのものが、さらなるモチベーションに繋がっていきました。