レッスンの中で大事にしていること

ここまで、中学生までの、わたしのヴァイオリンの道のりを書いてきました。

実は、この道のりで得た経験が、わたしのレッスンの中で一番の要になっているのです。

まず、ヴァイオリンを習い始めた時点で、正しい姿勢を教えてもらわずに何年も悪い姿勢で弾いてしまうと、
その癖が身体にしみ込んでしまい、まず思うようには弾けないこと。
気持ちの面で、ものすごく大きな壁にぶち当たってしまうということ。
そして、その後に正しい姿勢を教えてもらっても、それに身体の状態を変更修正するのは、並大抵のことではないこと。

具体的に説明すると、

 (:楽器を首、頭で支える支え方の修正・身体の軸の修正
  :右手と左手とがそれぞれ違う動きで、かつその両方のフォームの修正
  :その他右肩、右ひじの高さ、両肩の開き具合などの修正)
+(正しい音程を取る)
+(正しいリズムで弾く) →音楽的な演奏へ


本っっっっっっっっっっ当に大変なんです!!!

このときに、「悪い癖がついてしまっているから」といったことは、当然先生に言われてしまうので、
何年も無駄にしてきたんだな、とか最初からちゃんとやっていれば、今頃他の上手な子たちみたいに、もっとすごい曲が弾けてたのに、なんて、自分自身も暗~~~く落ち込んでしまう訳です。
何年もやってきてしみついてしまった悪癖を、数カ月やそこらで修正するなんて、到底無理なことで、
ものすごーーーーい根気が必要になるのです!!


フォームの修正=技術面での克服と気持ちの克服、

くどいようですが、

 

本っっっっっっっっっっ当に大変なんです!!!

だから、わたしがレッスンをするにあたって、
自分がした(本来しなくてもいい)苦労は、生徒さん達にはさせたくありません。
基本を度外視してしまったら、上達を阻害する無駄な時間を作ってしまうことになります。

という訳で
わたしのレッスンでは基本重視です。