松やにについて

最近うかがったお話しの中で、ひとつかなり驚いたことがありました。

それは、「新しい松やにを使い始める時に、まずカッターで表面を傷つけてから使う」というものです。

えっっ!?カッターで傷つける???
そんなの始めて聞きました。
お話ししてくださった方は、ヴァイオリンをセットで購入時に、店員さんにその説明を受け、
またそれについての説明書も付いていたとおっしゃっていたのですが、
そもそも、なぜ松やにの表面を傷つける必要があるのでしょうか?
気になったので、ヴァイオリニスト仲間にも聞いてみたところ、誰もそんなことは聞いたことがないと答えました。
確かにセットでついてくる松やには、付きが悪く、塗っても塗っても粉ばっかりプワッと飛んで、
弓の毛を弦に吸いつかせる作用が弱いです。そのため音色も、率直に言ってよくないです。
それにも益して、使い始めはつるつるだし、それを補うために表面を傷つける?のか何かわかりませんが、

結局、今回のブログで何が言いたいかといいますと、
セットで付いてくる松やには、使えないです。ということです。
いい音色を出そうとしても、付きが悪いために無駄な努力をしてしまうので、ちゃんとした松やにを改めて購入したほうがいいです。
で、お値段といい、使い勝手といい、お勧めはやはり
BERNARDEL

です。
少し前に見た弦楽器雑誌では、最も多くの日本人ヴァイオリニストが使っている製品と書かれていました。
生徒さんにもお勧めしていますが、セットの松やにとでは、品質の差が歴然です。
そんなカッターで傷つけてから使う必要なんて、まったく感じませんし、
 ちょっと塗っただけで、いい音色がします。

お勧めです。

 

今回は、松やにについて書いてみました。