ピアノの調律

先日、ピアノの調律をしていただきました。

 

 

その時、調律師の方に、(今さらですが!)ピアノの構造や材質についていろいろと教えてもらいました♪

 

 

 

 

 

 

 

 まず鍵盤は、

材料にアラスカのスプルース(松)を使用していて、中が空洞になっているのだそうです。

(ネジのところは白ブナを使用)

 

ハンマーの材料には、マホガニー、ウォルナット、シデ、メイプルなどが使われるようですが、これは時代によって違うそうです。

鋳物には銅粉が使われています。

この鋳物は産業革命の賜物で、張力に耐えられるため、音量を出すのに一役買っています。

 

時代の変化が、楽器の構造にも表れているのが面白いですね!

 

うちのピアノには、大橋デザインの刻印がされていました。

 

また、ピアノの中に張られているピアノ線とは、本来music wire(特殊炭素鋼)なんだそうです。

低音の者には銅線が巻かれています。

 

一般に、防犯ガラスなどに使用される「ピアノ線」とは、ピアノをつるしても切れない線という意味なんだそうです。

 

 

A(ラの音)は、442Hzに合わせて調律していただきましたが、湿度の変化によって変わってしまうので、安定はしないとのこと。

やはり楽器は生き物ですね!

 

大ベテランの調律師の方に来ていただき、いろいろと興味深いお話を聞かせていただいたので(まるで授業のよう!)、とても楽しかったです♪