本番衣装失敗談!

つい昨日、ヴァイオリニスト女子会がありました。

その参加者の中に神奈川フィルハーモニーの方がいらっしゃいました。

 

その昔(かなり昔)、わたしは、東京文化会館のオケピットでの、神奈フィルのお仕事のために着るはずだった黒の衣装(上)を、あろうことか仕上がり日を勘違いして、全部クリーニングに出してしまったことがありました!!!

家の中にある、他の黒の服といえば、少し派手目に白の模様が入った黒のセーターしかないっっっっ(汗)!
えええっ白が目立つ! このままじゃまずいっっ(汗)(汗)!

そうだ!どうせオケピットで暗いし!これ、裏返しで着たらどうだろう?(←本気で考え抜いた打開策)

 

ということで、アンポンタンなわたしは、その神奈フィルの方に、当時真面目に

「他の黒の衣装を間違えて全部クリーニングに出してしまって、あの、このセーターを裏返して着て(本番に)出てもいいでしょうか?」

と聞きました。

すると、ため息の後に

「そんなんで出たら、指揮者に舞台の上にあげられちゃうよ」

とのご回答。

 

そうか!リハーサルの後に、ダッシュでアメ横に買いに行けばいいんだ(←なぜこれを最初に思いつかなかったのか?)

ということで事なきを得ました。

 

それで、女子会の時にそのことを覚えていらっしゃるか伺ったところ、

その本番は覚えているけど、その事件と自分の回答は覚えていないわ~、

ということで、わたしの失敗談を発端に、衣装事件の話題に花が咲いてしまいました(笑)。

 

皆さん、結構やらかしていますね~、といってもご本人たちではなく、全て他の人のお話でした。

 

1)学校の音楽教育のためのコンサートに、衣装を忘れた!

→理科室の黒いカーテンを腰に巻いて代用!

 

2)どこか外国のオーケストラのコンサートマスター(男性)が、衣装のズボンを忘れた!

→女性の黒ロングスカートを借りて、股をグッと挟み、ズボンのように見せかけた!

そのために、もの凄ーくぎこちない歩き方で登場!

 

「いやぁ、なんとかなるもんですねぇ」

「なんとかするしかない!」

 

そのトラウマからか、今ではわたし、本番のために家を出るときは、

病気のように何回も荷物チェックをしています(^^;

「とりあえず、楽器と衣装と靴と楽譜、あとミュートがあればいいんだよね?」

と何回も言い聞かせながら!