子供に、練習を毎日続けさせるには、どうしたらいいでしょうか?(パート2)

前回の続きです。

 

先生には「毎日練習させてください」と言われているし、子供に練習させないとならないんだけど、

ラクなのは、自主的にやってくれることなんだけどなぁ、

と思われる親御さんは多いと思います。

親が言わなくても、自分でケースを開けて練習を始める、

そういうお子さんも中にはいますが、極めて稀なケースです。

 

表題の質問に対するお答えは、まず、親御さんがなぜ、自分の子供にヴァイオリンを習わせるのか、

その理由が、ご自身で明確でなければならないところから始まります。

「別に受験に関係ないし、取りあえず、なんか楽器を習わせておけばいい」

ぐらいでしたら、その価値観は、そのままお子さんに伝わります。

 

また、子供自身の希望ではなく、親の希望から

練習しなきゃ、上手くならないよ!

 

と言ったところで、子供は、ネガティブな気持ちにしかなりません。

 

パート1にも書きましたが、ヴァイオリンを習わせることを子供の人格形成に役立てる、

というふうに考えるのであれば、まず、その態度でお子さんに接してください。

そうすれば、

「練習させないと、自分(親)が先生から怒られるじゃない!」

「練習しなきゃ、全然進まないじゃない!」

といったイライラは、出てこないと思います。

 

また、「人格形成」が主目的なので、毎回叱りつけて自分(親)の思い通りにさせよう、

といった方法も排除されると思います。

 

親御さん自身が、子供にヴァイオリンを習わせる目的を明確にする

 まずここが、第一のポイントです。

 

好きな曲が上手に弾けるように、でもそのために頑張れる子になること。

自分に自信が付くようになること。等々

お子さんが成長するために、何が大事なのかを本人に伝えます。

目的や意味も分からず、ただ「毎日練習しろ!」と言われたところで、

やる気は起きません。

「理由」を伝えることが大切です。

 

次は、子供に行動させるところに繋げていきますが、

これは、次回に書きます。