去る4月4日(日)に、発表会をしました。
今回も、趣味の生徒さんたちと専門で学んでいる生徒さんたちとの合同発表会で、
当教室からの出演者は、習い事として学んでいる小学生、高校生、大人の3人でした。
3人とも、普段からまじめに練習に取り組み、本番前の数週間は本当に集中して頑張っていました。
中でも高校生の生徒さんは、初めての発表会だったこともあり、勉強の時間を割いて練習していたため、
春休みの宿題を、本番の日の控室でやっていたほどです。
本番の演奏も、3人の日ごろの努力が実り、細部まで丁寧に表現できていました。
お辞儀の仕方など、ステージマナーについても細かくアドバイスしましたが、
これも皆さんきちんとしていて、本番の出来として、ただの自己満足ではなく、
きちんと舞台を務めたものであったと思います。
皆さん本当に良くやってくれたと、講師としてわたしは満足しています。
先述した通り、本番は、音楽高校や大学で学んでいる専門の生徒さんたちとの合同でした。
合同で開催するにあたり、趣味の生徒さんたちは、気後れしてしまうかと考えましたが、
これは、合同開催するもう一人の先生との考えで決めたことでした。
まず、単純に出演人数が多いほうが、準備を進めるうえで融通が利くということはありますが、
専門の生徒さんたちも、いずれは教える立場になること、そしてその場合に、趣味としてヴァイオリンに取り組む人たちも教えることになるので、若いうちに、いろいろな取り組み方があることを知るべきだ、という点。
もう一つは、趣味の生徒さんたちにとっても、聴衆としてただ演奏を聞くというのではなく、実際に演奏するという、
同じ立場に立ったときに、(特に控室などで)専門的に勉強している人たちは、このように取り組むのか、と間近に感じたときに驚愕をもって気づくものがあるという点。
この大きく2つの点が、互いの経験値を高めることから、合同開催するに至りました。
発表会までの緊張感を持った練習と、本番の日の経験から、生徒さん皆さんにプラスの刺激があったのではないかと思います。
演奏を一度人前で披露することによって、その後の課題、目標も明確になります。
趣味の生徒さんにとっては、一年に一度の発表会も大変だとは思いますが、得るものが計り知れないので、
今後もぜひ参加してほしいと思います。