前回のブログからだいぶ時間が経ってしまいましたが、続きです。
困ってレッスンに来た生徒さんたち、たいていの希望が
「曲をすぐに弾けるようにしてほしい」
とか
「手っ取り早く教えてほしい」
ということなのですが、
あのまずですね、ロクに楽器を構えられていないんですよ。
首で楽器をよく支えられていないので、両腕、両手、両指がガッチガチ状態。
だから弾けない。
もっと早く指が回るように!
とか
もっと早く弓さばきができるように!
とか
もっと大きな音が出せるように!
とかの願いがあっても、無駄な力がバリバリに体に入っているので、無理なんです。
願いを叶えるためには、超基本の姿勢から始めて、音階練習をゆっくりやるしかないのですが、
それをまず第一にレッスンでやろうとすると
「いやそっちじゃなくて」
という反応を示される場合があります。
「曲のここのところだけ教えてくれればいいから」
となるのですが、その段取りではできません。
なぜかというと、コツを教えようにも身体ができていないからです。
つまり、弾いて見せたりしたところで、当の本人の身体が良く弾ける体勢になっていなければ、
マネして弾くこともできないわけです。
この時点で、こちらの説明を理解することができる人には、構え方から始まる基礎練習の仕方を教えます。
これがはっきり言って最短コースです。
もっと言うならば、部活でなくとも、これが最短コースです。
それでも、「さっさと曲の難所のレッスンをしてほしい」という人には、
まずその個所を弾いてもらいます。
次回に続きます!