レッスンの見学

先日、前々から計画していた生徒さん同士のレッスン見学が、実現しました。

ご見学を希望されたのは、当教室に一年ほど通われているYさん(40代男性)で、全くの初心者から始められた方です。

一方、見学されることを快く引き受けてくださったのは、Aさん(50代男性)で、当サイトの「生徒さんの声」に寄稿してくださったり、また動画で登場していただいている方です。
Aさんもやはり、全くの初心者から始まり、通われ始めてかれこれ10年近くになります。

 

Aさんは、4月の発表会に出演予定ですが、今現在のレッスンでは、主にその曲の曲想に取り組んでいただいています。

 

大人から始められて10年の差というと、かなりありますが、
Yさんは、Aさんがワンフレーズ弾くや拍手され、
「音が(自分と)全然違う!」とかなり感心されていました。

 

また、レッスンに通うことが10年近く続いている、というと、やはりかなり根気がないと厳しいことだと思いますが、Yさんはその点についても感服されていました。

 

逆にAさんはまず、ご自分と同じように、40代で始められる男性の生徒さんのご入会を大変に喜ばれていました。

そして、ご自分のレッスンを聞かれるということで、練習のモチベーションもかなり上がったとのことでした(いつもきちんと練習されてくる方ですが、この時は、それ以上にみっちり頑張ってこられたのが良くわかりました。)。

 

レッスンするわたしのほうも、いつもに増して熱が入り、趣味の方のレッスンとは思えないほど曲想について深く掘り下げ、かなり充実したレッスンになりました。

 

レッスン後に、お二人がお話しできる時間も設けました。

個人レッスンを受けていると、自分だけうまくできていないように感じてしまうことも多々ありますが、ヴァイオリン二年目のYさんが悩まれていることに対して、講師からではなく、先輩にあたるAさんが、「自分もなかなかうまくできなかった」とか「段々できるようになった」というお答えをされると、

Yさんにはかなり励みになるようでした。

 

お答えになるAさんの方も共感を覚え、仲間意識を感じられたようでした。

 

ご自分の今までの頑張りがただの自己満足ではなく、後から始めた方の励みになり、リレー渡しのように有益になるというのは、とても素晴らしいことだと思います。

 

この試みは、お二人にとってずいぶんいい刺激になったそうです(みんなで記念写真を撮ってしまいました♪ ブログ掲載了承済みです!)。

レッスン見学は当教室では初めての試みでしたが、収穫がとても大きいので、今後も機会があれば実現させていきたいと思います!